フリーター時代の夢を見た。
夜勤バイトで出勤し、店長も帰った頃
友人が来店してくる。彼は何を買うでもなく
かといって帰る事もなく、店内に入り浸っている。
店も混んでないから別に良いかと思っていたら
日付が変わる。あ、今日は誕生日だ。
もしかしてあいつは、自分の誕生日を祝うために
来てくれたのか…と思った所で目が覚めた。
残念ながら現実にそういった粋な事を
してもらった経験は無いのだが、
バイト先が地元だったのもあり
暇を持て余した友人知人が店に来る事は
それなりにあった。
思えば、同窓会や成人式等に出ず、
繋がりも無い(そもそもSNSがほぼ無い)中で
友人関係を続けられていたのが不思議で仕方ない。
あの頃は、今持っているものが全て無かった。
でも、今無いものを全て持っていた。
当時は当時で相応の苦労もあったので
戻りたいとは思わない。が、久方ぶりに
夢を見たことで、少し懐かしくなってしまった。
エーティビティを解き放つ。