2週間ぶりの実戦対局。
試験勉強に集中するという名目でしばらく実戦を断っていた
ブランク、今日の試験で丸一日頭を使い続けていた疲労、
さらには終了後の解放感からお酒を飲み、若干(いや相当)
酩酊しての将棋。言うまでもなく酷い。
おそらく普段なら、こんな時は指さない。勝ちに拘泥している
という訳では無いが、100%またはそれに近い力で指せないなら
普段はやらない。
ただ、今日はこんな状態でも指したかった。
指したい理由があったので指した。それは
「自分がまだ将棋を好きかどうか」
を確認したかったから。
今回の「事件」は、色々な意味で衝撃的だった。
ゴシップ的なインパクトは、昔の突撃事件の方が上かもしれないが
この件は、すこぶる重く突き刺さる。
全ての情報が公開された訳ではなく、まだシロかクロかが
不明だが、当事者全員が無傷というのは最早あり得ない。
それどころか、泥沼化した挙句将棋界全体に
波及するかもしれない。
こういったモヤモヤは大嫌いだ。
自分がいくら考えても結論なんて出やしない。
でも頭の中にこびりついて離れてくれない。
とにかく確認したかった。
将棋が嫌いになっていないかどうか。
結果は言うまでもなかった。
将棋そのものに罪なんてあるわけない。
自分の読みの精度がガタ落ちしていたが、
そんな事はどうでも良い。
よくよく考えたら、単純な事だった。