もぐうさノート

惰性で生きてます。

正しい挫折


先日、職場の同僚と珍しくサシで飲んだ。


その中でまあいろいろ腹を割って話していたのだが、ふと気づいた。
今の自分は、挫折やトラウマじみた経験から出来るだけ距離を
置いて、その正反対に生きていると。
なんというか、多少いびつかもしれないけど、成長してるんだなと
実感した。


やっぱり挫折は大事だ。
たいていの人間はイチローにはなれないし、ノーベル賞も取れない。
そこらへんの事に「適切なタイミングで」
気づかなければ、気づかされなければいけない。
早く見切りすぎてもダメだし、遅すぎると手遅れになる。


まったく芽が出ないまま、いつまでも夢を追い続けてている人は
見ていてツラい。決定打となるようなモノに出くわさずに今までいれたのか、
それともそういうモノを全力でスルーしてきたのかは分からないけど、
「誰か引導を渡してやれよ」って思ってしまう。
オレがやるの?いーやーだー。


「あきらめたらそこで試合終了」だとか、「努力するヤツが皆成功するとは限らないが
成功する奴は皆努力している」とか、そういうセリフはある意味罪でもある。
逃げ道を奪っちゃってるから。「(略)成功する奴は皆努力している」って言われて、
じゃあ自分は実らない努力してるのかって思う人なんかいないよ。
みんな後ろのセリフに自分を投影して酔っちゃうんだ。


あと個人的にはぶっちゃけ、負けてる試合はできるだけ早く終わってほしいと思うもん。


だから、「オマエは才能がない」って言ってあげるのも、一つの優しさなのかもしれない。
あきらめがつくし、ふっ切れる。次の選択肢に全力を傾けられる。


まあでも、好きこそ物の上手なれと言うし、大器晩成とも言うし、
他人に迷惑がかからない程度に好きなことを続けていけばいいんじゃないかなと
思ったり思わなかったり。